シャワーを浴びることはウォームアップの助けとなります。
歌う前にシャワー(風呂)を浴びると身体が暖まります。
朝起きたばかりのときは、体も固まっています。
シャワーを浴びることで体が浴びる前よりほぐれてくれます。
午前中から歌わなければいけないときなどは、シャワーに入るのもいいかもしれません。
その後、ストレッチなどをするとより効果的です。
シャワーが「時間に余裕がない場合に喉を起こすのに役立つ」ことはよく言われますね。
お風呂に入ってもいいかもしれませんが、お風呂だと体力を使いすぎてしまうかもしれません。
水分を十分にとろう
またシャワーに入る前や入った後は、水分をしっかりとるようにしましょう。
歌手にとって水分を十分にとっておくことは、最も重要なことの一つです。
シャワーやお風呂はその大切な水分を奪ってしまいます。
声帯を潤してあげるために、水分をとることは忘れないようにしましょう。
声帯が乾燥してしまうと、ダメージを受けやすくなります。
ウォーミングアップはボイトレで必要な作業
スポーツをするときには、
①ウォームアップ
②練習、試合
③ウォームダウン
をします。
スポーツでのウォームアップは、まずはストレッチをします。
そしてその後簡単に体を動かします。
そして実際にプレイをします。
それと同様に声においても「ウォームアップ」「ウォームダウン」は必要です。
ウォームアップは「声を起こす作業」、ウォームダウンは「声を戻す作業」と考えてください。
シャワーはそのウォームアップの前段階と考えてください。
ウォームアップをしやすくするために、体を起こしてあげるのです。
おまけみたいなものですが、シャワーの際に頭や体を洗ったりすることで体を少し動かします。
そのことも少しは関係あるかもしれません。
歌はスポーツのように大きな筋肉を使わないため、十分なウォームアップをせずに歌いがちです。
喉が起きないまま歌ってしまうと、喉の健康にもよくありません。
「良い歌を歌うために」「コンディションを良好に保つために」ウォームアップをおこないましょう。
テクニックが安定してくると、少ないウォームアップで歌えるようになってくるはずです。
ウォームダウンにも効果が期待できます。
ウォームアップは多くの方がやっているとは思いますが、ウォームダウンもやるべきです。
練習後に「話し声が通常の話し声の状態と違う場合」、元の状態に戻す必要があります。
ウォームダウンは次の日に疲労をためないために重要です。
スポーツと同じですね。
そこで、実はウォームダウンにもシャワー(風呂)はとても効果的なのです。
試して確かめてみてください。
また、「やわらかい音色の声で音階を歌うこと」も声帯を元の状態に近づけてくれます。
もちろん力みは禁物です。
歌い終わったあとも話し声に全く違いがなければ、良い発声方法のサインかもしれません。
その際はウォームダウンをする必要はないかもせれませんね。