ミックスボイス練習で喉を壊さないようにしよう。

ミックスボイスの感覚をつかむことは、なかなか難しいことです。
つかむまで様々なアプローチでトライすることでしょう。

そのときに気をつけて欲しいことは、
「喉を壊さない」
ようにすることです。

これはボイストレーニング全般において当てはまります。
喉が健康的な状態のほうが、より有意義なボイストレーニングができます。
筋肉痛の時にスポーツの練習をしても効果的でないのと同じことです。
ベストに近い状態を保てるように心がけてください。

未熟なうちは、喉に負担がかかる。

ミックスボイスの出し方がわからず探している最中では、間違った発声を繰り返しがちです。
それは、多少やむを得ないことです。

しかし、そのときには
「喉にかなりの負担がかかっている」
ことをよく理解しておいてください。

普段負担なく歌っているときより、何倍もの負担がかかっています。
負担のある発声で練習を繰り返すと、とたんに喉を壊してしまいます。

向上心があることはとても素晴らしいことです。
しかし、コンディションが良くないと感じたときは、「練習をしたい」気持ちを抑えて喉を休めることも大切です。
それが練習をより効率的にすることにもつながります。

「1~2時間歌うと高音が出る」は危険

ときどき「1~2時間歌うと高音が出るようになる」という方もいます。
喉が起きてくると高音が出やすくなるのは事実です。
しかし、「1~2時間しなければ出ない」のであれば発声のテクニックとして間違っている可能性が高いです。
声帯を酷使ししているかもしれませんので、控えることをおススメします。

声が起きた結果、無理やり出せば高音が出る状態だけなのかもしれません。
「練習をしてもしても効果が得られない」辛い反復練習の恐れもあります。

調子を崩すと回復に時間がかかる

一度やり過ぎてしまうと、数日休まなければコンディションは回復しないでしょう。
たちが悪い場合は、一週間休まないといけないこともあるでしょう。

結節などできてしまったら、更に大変ですが…

休む時間がもったいないですね。

焦って早くミックスボイスの感覚を覚えたいときほど、練習し過ぎず声の良い状態を保ってください。
毎日少しずつトライしましょう。

「声が出しにくいときは喉を休める」
「喉が疲れたと感じたら練習をストップする」
「いきなりフルボイスで歌わず、ウォーミングアップをしっかりとする」
など基本的なことを守っていけば、そう大きくコンディションを崩すことはないと思います。

トライするときには、全く同じアプローチにならないよう工夫してみてくださいね。

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