![](https://tsvocalschool.com/wp-content/uploads/2015/06/vocalsquare.jpg)
まずは、裏声の練習をしてみましょう。
ミックスボイスの前にまず裏声
ミックスボイスは、「地声」と「裏声」の2つの要素をもつ声です。
ミックスボイスの出し方を練習をする前に、まずは裏声を練習しましょう。
「リラックスして歌う」ことがポイントです。
![](https://tsvocalschool.com/wp-content/uploads/2015/06/vocalsquare.jpg)
地声がリラックスして出せない方は、まずは地声を練習してください。
地声で力む方の多くは、裏声でも力みやすいからです。
地声(チェストボイス)は、普段から話し声で使っています。
そのため、裏声に比べてコントロールしやすい傾向にあります。
リラックスした「地声」と「裏声」を習得しよう
それでは、実際に練習をしてみましょう。
1オクターブで行き来して、声を出してみてください。
「下の音程を地声」で「上の音程を裏声」で歌います。
大切なポイントは「リラックスすること」です。
インナーマッスルで歌う
低音から高音まで、「首の表面やあごの下の筋肉(アウターマッスル)」を使わないように注意してください。
歌う筋肉は、すべてインナーマッスルです。
喉に意識を持っていき過ぎると、力んでしまいます。
反対に「喉をリラックスさせよう」と思いすぎても、力んでしまいます。
バランスの取れた状態を探してください。
これは、すべての歌手に共通することです。
力まないことが第一優先
裏声の息漏れは、少ないにこしたことはありません。
しかし、力んで息漏れをなくすと、「悪い癖」が生まれます。
十分に注意してください。
![](https://tsvocalschool.com/wp-content/uploads/2015/06/vocalsquare.jpg)
息漏れがあり過ぎても、力みの原因となります。
リラックスが目的ですので、大きな声量は必要ありません。
ここで注意してほしいことは、「丁寧に歌いすぎた結果、力んでしまう」ことです。
リラックスは必要ですが、力不足はいけません。
歌うエネルギーが少なすぎると、アウターマッスルが動きやすくなります。
恐る恐る歌わずに、歌う筋肉をしっかり使いましょう。
地声と裏声の両方の感覚が必要
地声(チェストボイス)では、その名の通り「胸の響き(口の中の響きも)」を感じます。
裏声(ファルセット,ヘッドボイス)も、その名の通り「頭の上へ突き抜ける感覚」があります。
この弱々しい声の延長に力強いヘッドボイスもあります。
ミックスボイスには両方の感覚が必要です。
- 高音になるほど
- 声量が上がるほど
「突き抜ける感覚」が、強くなります。
音を感じる体の場所を意識して、ボイストレーニングをしてください。