目次
ミックスボイスの練習は焦らない
ミックスボイスを練習する際には、一歩ずつ確実に進むべきです。
無理して自分の持つ筋力以上の力を声に加えると、疲労はすぐに訪れます。
後にミックスボイスをいびつな音色にしてしまうでしょう。
ミックスボイスを探すために練習をしすぎない。
またミックスボイスをまだ見つけていない方は、練習をしすぎないように気を付けてください。
様々な出し方をトライすることは大切です。
しかし、間違った発声は喉に負担が大きくかかります。
喉に違和感や負担を感じたら、無理をせず休みましょう。
喉を壊してしまったら大変です。
ミックスボイスは高音が感覚をつかみやすい
ミックスボイスを既に見つけている人は、喚声点(声区をまたぐところ)付近ではなく「さらに高音の方が」感覚をつかみやすい場合もあります。
出しやすい高音で力みを感じているのであれば、まずはその音程の質を上げていきましょう。
出しやすい音程のミックスボイスでは鼻腔が響いているのを感じているかもしれません。
(鼻声ではありません。)
声帯も閉鎖している感覚があり、響きのある豊かな声かもしれません。
しかし、音程を降りてくると、そのバランスが崩れるところがあります。
そのバランスを整える作業が次のステップとなります。
最終的に喚声点付近が自然に出せるようになることが目標です。
ミックスボイスを見つけやすい音程はそれぞれ
一度ミックスボイスを見つけると、比較的高音のほうが一般的に出しやすいです。
しかし、ミックスボイスを見つけやすい音域は人それぞれです。
高音で見つける人もいれば、喚声点付近でまず見つける人もいます。
その人の声の状態(癖や筋肉の状態)で変わりますので、それぞれのボイストレーナーにご相談するのが一番かと思います。
ミックスボイスの筋肉は普段の話し声では一般的に使われません
ミックスボイスを作り出す筋肉は、通常の生活環境では一般的に使われていません。
そのため、呼び起こし発達させるには時間がかかります。
発達すると「自然に鼻腔に響き」(鼻声ではありません。)「声帯が閉鎖し」、響きのある力強い声が出せるようになります。
ただし無理矢理鼻腔に入れないようにしましょう。
声帯の閉鎖についても、喉に負担を感じているとしたら「一度練習をやめて」発声について整理した方が良いでしょう。
繰り返しますが、急激な発達を望むといびつな音色を作り出す危険性があります。
自然に逆らわずナチュラルに出せるようになるまで耐えましょう。