高音の発声は、力強さも必要です。
ただし喉声で叫ぶ筋肉とは、全くの別物となります。

高音発声は、「リラックス」と「力強さ」の両方が必要です。

事前に「地声」と「裏声」の練習をしてください。
それぞれ豊かに出せるようになったら、次のステップです。

高音を、不要な力みを取り除いて、力強く歌ってください。

実際にミックスボイスの発声練習をしよう!

1オクターブ息混ぜの感覚(リンク参照)のまま、実際にミックスボイスを力強く出していきます。

「ミックスボイスへのステップ」に有効な練習方法と4つの注意点

目次1 息を混ぜて「リラックス」しよう2 4つの注意点 高音域を楽に出すには、「地声の筋肉」と「裏声の筋肉」をリラックスして出せることが必要です。まずは地声と裏声を…

これは、とても難しい作業になります。
長期的に忍耐強く練習していきましょう。
すぐにコツがつかめれば、それはそれで素晴らしいことです!

高音を大きい声量で出すと、バランスをとることが難しくなります。

  • 不要な「力み」
  • 必要なところの「力不足」

を把握しましょう。

解決法は様々で、万能薬はありません。
一人ひとり個別に、声を修正していきます。

不要な「力み」

「力みやすい箇所」は、人によって異なります。
自分の癖を把握して、力みを取り除いてください。

一か所ずつ丁寧に「筋肉の状態」を確認してください。

力む箇所のチェックリスト

  • 首筋
  • あごの下
  • あご
  • 口の中

首筋がたつような歌い方は、もちろんNGです。
あごの下の筋肉も、リラックスしたプニプニの状態にしましょう。

あごの力も抜くことも大切です。
あごを落とすと声が出しやすくなりますが、やりすぎは禁物です。

口の中も、余計な力みは避けるべきです。
舌の筋肉も、十分にリラックスしてあげてください。
軟口蓋も、プニプニの柔らかい状態にしてください。

必要な筋肉の「力不足」

必要な筋肉の「力不足の原因」としては、「リラックスのしすぎ」が挙げられます。

力不足を解消するには、「思い切り」も大切です。

「力みを取った中で、必要な部分に力を入れる」という複雑なバランスの取り方が必要です。

定着には、回数を重ねて確率を上げていく作業になってきます。

初めのうちは、「必要な部分」と「無駄な力み」が同居してしまうと思います。
少しずつ「無駄な力みを取り」「必要な力のみが作用する」ように、バランスを整えていきましょう。

地声には裏声の要素を、裏声には地声の要素を入れよう。

ミックスボイスの発声において、万人に共通していることがあります。

それは
「地声にはより裏声の要素を」
「裏声にはより地声の要素を」
入れていくことです。

「歌う筋肉」を見つけよう

歌うときは、「地声」「裏声」の両方の筋肉を使います。

高音は楽には出ますが、「力を入れずに」出るわけではありません。
しっかりと「歌う筋肉を使うこと」が必要です。

地声のみの筋肉で歌わず、「地声と裏声の混ざった筋肉のバランス」でしっかりと歌います。
感覚をまだつかめていない人には、難しい作業かもしれません。

インナーマッスルを意識しよう

歌に必要な筋肉は、すべてインナーマッスルです。

  • インナーマッスル(首の内側・喉の筋肉)で歌い
  • アウターマッスル(首の表面の筋肉)を使わないように

常に意識します。

喉頭を上下しないようにすることも大切です。
喉頭は操作するのではなく、リラックスした状態にしましょう。

高音の響きは独特なものです。
CDなどスピーカーからの声だけでなく、生の歌声も是非聞く機会を作ってみてください!

実際ボイストレーニングに通っている方は、ボイストレーナーの歌声も参考にできるのではと思います。
正しい響きの場所を知ることは、近道になるはずです。

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